ボート・ヨットに搭載されているマリンエンジンは、車載エンジンに比べ、塩害・海水冷却・高抵抗・低稼働(プレジャー)などの、非常に過酷な環境にて使用されています。
しっかりとしたメンテナンスと定期的なエンジン確認をお勧めいたします。
中古ボートや中古ヨットの購入などは、特にしっかりとしたメンテナンスが必要です。
施工例:MAN510馬力(リーバ50スーパーアメリカ)
マリンエンジン取り出し時の写真です。
キャビンの後ろの扉の部分を取り出し、特殊な吊り具を作製してエンジンを吊り上げました。
隣の写真は、エンジンン取り出し後のエンジンルームと、清掃後に専用塗料(ゲルコート)で塗装した状態のものです。
同時に、スルハル交換とPSS(ノンメンテナンススタンチューブ)取付けをしました。
エンジンのオーバーホール時の写真です。
今回は製造より20年ほど経過しているエンジンの為、フルオーバーホールということで、ライナー・ピストン・リング・メタル・バルブ等々すべて交換しました。
写真は、ドイツのMAN社のエンジンですが、他にもヤマハ・ヤンマー・CUMMINS・GM・CAT・VOLVO・MTUなど実施しておりますので、ご相談ください。
エンジンのオーバーホールが終わり、塗装後の写真です。
色は、純正に近いメタリックシルバーを使用しました。
隣の写真は、エンジンンの定格の馬力の測定(ベンチテスト)時の写真です。今回は、フルオーバーホールを実施したため、エンジン正規定格値に戻りました。
施工例:ONAN発電機
発電機の消耗品交換の写真です。
左の写真は海水汲み上げポンプ(インペラ)、中央の写真はオイルフィルター、右の写真は防蝕亜鉛です。他に、エンジンオイル交換、燃料フィルター・Vベルトを交換しました。
発電機のメンテナンスは忘れがちですが、怠ると大きな修理が必要になりますので、主機と同時に実施することをお勧め致します。
施工例:ボルボペンタAD41(ヤマハUF-33)
上記の写真は、ボルボAD41のターボの写真です。
エンジンの回転数がゆっくりとしか上がらず、黒煙を吹くという症状が出ましたので、ターボを調べると、左の写真のようにブレードとハウジングの間に隙間がありました。(中央の写真と比べると一目瞭然です。)
右の写真は、ミキシングエルボの交換後の写真です。(海水腐食による排気と海水漏れの為)